作曲カフェ 第2回「リズム」予定調和ではない演奏を聴く。

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東京という街において、空き倉庫は、洞穴ではないかと思います。

高架下空き倉庫に入ってみると、頭上からは、誰かが運転して、全く知らない人同士が隣り合わせに乗る電車が走る、レールと電車の歪む音が聞こえます。
窓を開ければ、道路を歩く人の会話や足音、通過する自転車のタイヤ音、朝方には、カラスが鳴き、ベビーカーに乗った赤子の眠る寝息、街に住む静けさや人々の生活音と環境音がなり響きます。

音楽を暗闇で聴き、会場を出ることは、洞穴から、もう一度産まれおちる体験をすることではないかと思います。

小さな灯りは、人の命の灯り、炎を燃やすように、音楽を聴く、そんな時間と空間が作れたらと試みたい。

そこに、全く見知らぬ人が訪れて、奏でることは、新しい息吹を吹き込むこと、新たなことが、演奏の後に、先に、始まる。

今、聴くことは、その後、聴いた方、聴かれた方に、どのように影響していくのか、それは、まるで、わかりません。

即興の未知でわからなさは、それぞれの1人の時間と対峙し、聴く人もすでに音楽の一部、やがて、聴いている人も演奏している人も調和するのではないかと期待している。

原始的で、誰もが感じる鼓動を聴く。

予定調和でない演奏がもたらす時間をあなたと共に過ごせますように。

作曲カフェ 第2回「リズム」予定調和ではない演奏を聴く。
終了
しました
  • 開催期間
    2023.10.16(月)
  • 開催時間
    第一部 16:00~16:30
    第二部 17:30~19:00
  • 参加方法
    お席着席希望の方は、メールにてご予約ください。
    立ち見の場合は、当日ぶらりお越しください。
  • 主催者
    作曲カフェ
  • その他
    ◆参加費
    第一部 500円 第二部 1000円(〜19歳まで)、2000円(20歳〜)
    ◆ご来場のみなさまへのお願い
    駐車場がございません。近隣のパーキングをご利用ください。マイバックを推奨しております。ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
    ◆その他
    着席希望の方は、メールにてご予約ください。

その日、月の暦では、新月から最初の月曜日。新しい月に変化していく、ニュームーンにふさわしく、これから新しい音楽の形を作っていくであろう音楽家をお招きします。

第一部 バンブーシェイカー作り 身近なもので、楽器を作ります。

第二部 即興LIVE 須川崇志さん(チェロ・コントラバス奏者) 、 シークレットゲスト:?

Q.1
11歳でチェロを始めたきっかけは、何でしたか?チェロに触れたきっかけを教えてください。また、なぜ、チェロを選ばれたのでしょうか?

ー須川さん
小学校5年生の頃、当時仲の良かった友達が、隣の町で立ち上がったばかりのジュニアオーケストラでバイオリンを始めた事がきっかけだったと思います。チェロを選んだきっかけは、まずその友人とは違う楽器がよかった事と、楽器が大きくてカッコよく見えたこと、パート練習の時も座らないと演奏できない楽器であるということ(当時バイオリンなどの立っても演奏できる楽器のパート練習は、皆立ってやっていました)この辺りでしょうか。決して音に惚れただとか、そういうことではなかったのは確実です。音が好きになるのは、もっと後ですね。

Q.2
18歳でコントラバスを始めたのは、なぜですか?チェロより大きな楽器です。新しくコントラバスを始めて、大変だったことは、ありますか?

ー須川さん
それより少し前にエレキベースをやっていて、上手いプレイヤーはどうやら皆ジャズができるらしいと気がついて、いろんなジャズを聴き出してジャズベースに興味をもったからです。大変だったことは、チェロとエレキベースの奏法を適当にアレンジしたような独自のアプローチで好き勝手弾いていたので、のちに渡米してから腱鞘炎に悩まされました。早い段階で、正しい奏法やフィジカルの限界とその克服方法を教わって、それをしっかり実践するというのは大事です。


Q.3
バークリー音楽大学へ進学するときに、怖くはありませんでしたか?また、言葉の壁はありましたか?

ー須川さん
行きたかったので全く怖くはなかったです。言葉の壁はもちろんありましたが、あまり深く考えずに行ってしまったので、もっと日本で事前に勉強しておくべきだったとは痛烈に思いました。


Q.4
あれは失敗だった、そんな演奏はありますか?そんな時は、どのように乗り越えてこられたのですか?須川さんにとって、いい演奏とは、どんな演奏ですか?


ー須川さん
失敗なんて数限りなくありますが、、、過ぎてしまったことは仕方ないです(笑)それよりも、失敗を恐れて無難な演奏に終始してしまうことが一番嫌いです。
いい演奏は、その時の音楽があるひとつの高みへ上り詰めて、良い景色が共有できた時と、気がついたら演奏が終わってた時。
山に登って素晴らしい景色を望んで、次はあの山だなという今まで見えてなかった新たな目標ができて帰ってくる。というような、良い旅と似てるかもしれません。

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